物静かでうつくしい子供の絵

東京ステーションギャラリー

生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。
の展示を見に行った。

ひとつのシンプルな絵に落ち着くまでに
何度も何度も繰り返しデッサンを行う

そして

物静かでうつくしい子供の絵が
生まれる

どこかさびしげで
それでいて心のうちに
強さを秘めている子供の絵には

人の心を
やさしくしてくれる力がある

本当に大切なものを大切にする

あらためてそう、

思った

声にならない声

1日1度
真っ白な紙の前で自分の心と
向き合うと

日常の中で自分に問いかけることの
少なさに気づく

忙しいと感じるとき
人の心のどこかに
「やらされてる」感があるかもしれない

やらされてる感で生きると
その日1日の充実感が薄くなる気がする

1日1度
真っ白な紙の前で自分の心と
向き合うことで

自分の声にならない声に耳を澄ます

人に対してもそうだけれど
声にならない声を大切に
生きていきたい

当たり前のこと

大阪の谷町4丁目にあるホテルで
気持ち良くワインを飲みながら
仕事をしていた

気づいたらワインボトルは空いていて
近くのセブンイレブンにワインを買いに出た

すると夜道に
泣きはらした目をしたおばあさんがいて

僕に気づくとすがりつくように
助けてください、と言った

私、三重から出てきたんですけど
財布をなくしてしまって
梅田からここまで歩いてきました
東大阪まで歩いて帰りたいんですけど
行き方を教えてください

僕の左手を両手でぎゅっとにぎり
彼女は泣きながら僕に頼んだ

わかりました、と僕は答え、
YAHOOで東大阪までの行き方を調べた

谷町4丁目から東大阪までは500円以内で行けることが分かった
僕の財布には小銭が600円あったが、
紙がなかったのでセブンイレブンまで行き、
紙とペンをもらい、
東大阪までの電車での行き方を記載し、彼女に600円と一緒に渡した。

本当にありがとうございます

彼女は言った

いえ、そんなことはないです

と僕は言った

彼女と別れてから僕はセブンイレブンに戻りワインを買った。
ホテルに帰るまでの間、良いことをした、と思ってしまう自分の気持ちに
罪悪感を感じた

良いことではない、当たり前のことなのだ

まだまだだな、と思った

この程度の文章

人の書く文章を見てこの程度
と思っても

自分で書いてみると
なかなかこの程度の文章が
書けなかったりする

どうしたらうまく書けるようになるか

それは

大切に思うこと

そして

続けること

なんでもそうだけれど

それだけなのだと思う

どんなに悲しいことでも

明日まであと10分

すべりこむように文字を書く

どんなに悲しいことでも
今日1日のことと思えば
絶望せずにすむ

どんなにうれしいことでも
今日1日のことと思えば
浮かれずにすむ

過去も未来もない
今を生きることの大切さを
思いながら生きていこう

と思う

自分を磨くこと

人のミスにつけこむ
人の弱点につけこむ

その発想が既に
自分の実力のなさを
示している

実力があるならば
自分の実力を示すだけで良い

人のミスにつけこもう、とか
弱点をつこう、なんて考えなくていい

最近、人の悪いとこばかり考えて
自分を磨くことを忘れている人が
多い気がする

誰が悪いなんてどうでも良くてね
あなた自身どうあるべきかなんだなぁ

自戒をこめて

己にもっと興味をもとう!

と思う